釣り糸の種類と号数、強度
この記事では、釣り糸の種類と号数、強度について紹介していきます。
釣法や対象魚に合わせて適切なメインライン・リーダーを選択し、釣果をアップさせましょう!
もしサイト内でより詳しく知りたい情報・質問・不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせまでお寄せ下さい!🙇
目次
1. 釣り糸の基本知識
1-1. メインライン (道糸)
1-2. リーダー
2. 釣り糸の種類
2-1. ナイロン ライン
2-2. PE (ポリエチレン) ライン
2-3. ポリエステル ライン
2-4. フロロカーボン ライン
3. 釣り糸の号数と強度
3-1. 釣り糸の号数
3-2. 釣り糸の強度
4. まとめ
1. 釣り糸の基本知識
釣り糸は、対象魚や釣法を問わず必ず必要となる釣り道具です。
釣り糸の選択を誤ると、釣竿やリールとのバランスが悪くなり、思ったような釣果が得られなくなってしまいます。
釣りの根幹に関わってくる大切な釣り道具ですので、しっかりと釣り糸に関する知識を身につけていきましょう!
初めは、釣り糸の役割についてです。釣り糸はメインライン (道糸) とリーダーの二つに分けられ役割が異なります。メインラインとリーダーでそれぞれを代用できない理由は役割の違いによるものです。それぞれの違いについて見ていきましょう。
1-1. メインライン (道糸)
メインラインは、伸びに強い糸を選択します。
伸びに強い糸を選択することでかかった魚が逃げようとしてもその力に耐える・またその力を吸収することができます。後に説明するPEラインやナイロンラインがこれに当たります。
メインラインの色については、視認性の高いものを選択します。
理由としては、どの方向に糸が出ているか・どの位糸が出ているかを認識することで障害物を避けたり、周囲の釣り人・漁師さんに迷惑をかけないようにするためです。
そのため、海の中でも見えやすい蛍光色の黄色・オレンジ系統の色が広く利用されています。
1-2. リーダー
リーダーは、擦れに強い糸を選択します。
擦れに強い糸を選択することで、かかった魚が逃げ、岩や海藻に引っかかっても、糸が切れず魚を取り込める可能性が高くなります。後に説明するエステルラインやフロロカーボンラインがこれに当たります。
リーダーの色は視認性の低いものを選択します。
理由としては、ルアーや針と接するため、魚に認知させない必要があるからです。
そのため、海の中で見えづらい無色透明の色が広く利用されています。
2. 釣り糸の種類
釣り糸には、大きく分けて4種類の素材があります。
・ナイロン
・PE(ポリエチレン)
・エステル
・フロロカーボン
それぞれの特徴を抑え、適切な素材の釣り糸を使用できるようにしましょう!
2-1. ナイロン ライン
ナイロンラインは、メインラインとして利用される釣り糸です。
・特徴
特徴としては伸縮性があり摩擦が少ないことです。
その特徴から、かかった魚が逃げようとして暴れた時も衝撃を吸収し、針が外れにくくなります。
また、摩擦が少ないことからライントラブルが少なくなります。
ただし、使用したラインは伸びてしまうため、ラインの消費量は他のラインと比較すると多くなってしまいます。
・利用用途
PEラインと比べると針の外れにくさからサビキ釣り・フカセ釣り等の餌釣りで広く利用されています。
2-2. PE (ポリエチレン) ライン
PEラインは、メインラインとして利用される釣り糸です。
・特徴
特徴としては、伸びに強く、摩擦が多いことです。
その特徴から感度が高く魚のあたりを取りやすくなります。また、強度もあるためラインを細くすることができ水の抵抗を減らせます。
ただ、摩擦があるためライントラブルが発生しやすくなります。
他に、吸水しにくい性質も持つため、他の素材より劣化しにくく消費量が少なく済みます。
・利用用途
ナイロンラインと比べると水の抵抗が少なく、感度も高いことから、ルアーを用いた釣法で広く利用されます。
2-3. エステル ライン
エステルラインは、リーダーとして利用される釣り糸です。
・特徴
特徴としては、伸びに強く、感度が高いことです。その反面、瞬間的な強い衝撃には弱く糸が切れてしまいます。
・利用用途
フロロカーボンラインと比べると、感度を重視したユーザに広く利用されます。
2-4. フロロカーボン ライン
フロロカーボンラインは、リーダーとして利用される釣り糸です。
・特徴
特徴としては、伸縮性があり、瞬間的な衝撃に強いことです。
・利用用途
エステルラインと比べるとより感度は多少劣りますが、瞬間的な要撃に強いことからフカセ釣り等の根に潜ろうとする魚が対象の釣法に適したリーダーとなります。
3. 釣り糸の号数と強度について
3-1. 釣り糸の号数
釣り糸の号数は太さを表す単位です。
号数が大きくなる程太い糸になります。
また、1号が直径何mmの太さなのかはメーカーによって異なります。
そのため、詳しい太さを知りたい場合は釣り糸のパッケージに記載されている換算表をご覧ください。
3-2. 釣り糸の強度
釣り糸のポンド(lb)は強度を表す単位です。
ポンドが大きくなる程強い荷重に耐えることができます。
1lbあたり、約453g(453.592,37g)の重さに耐えることができます。
釣り糸のパッケージには号数とポンドの換算表が記載されているので、詳しい強度を知りたい場合は換算表をご覧ください。
同じ号数でも強度が異なる場合があります。
同じ用途の釣り糸では号数が低く、強度の高いものが高価格となっています。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は 釣り糸の種類、号数と強度について紹介しました。
今回の内容をまとめると次のようになります。
① メインライン(道糸)としてはナイロンラインとPEライン、
リーダーとしてはエステルラインとフロロカーボンラインが利用されること。
② 釣り糸によって得意とする分野、利用用途が異なること。
③ 同じ種類の釣り糸を選ぶ際は、細くて強度の高いものを選ぶこと。
釣り糸の種類と号数、強度については以上となります。
次は釣り糸の結び方について見ていきましょう。
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